菩提の滝から沢の池

R1.7.28(日)  < 曇りのち晴れ >

 

 

           優美な菩提滝        中川さん

 

台風6号のため一日順延して実施した。平安時代の頃より京の都へ通じる唯一の道であった菩提道(京道)沿いにある菩提の滝は,僧がたびたび訪れて,仏の悟り,煩悩を断じられたという。また、川端康成の「古都」で知られる北山杉は菩提の滝の砂で磨くことを描かれた風光明媚な所といわれているが、前日の雨で水量が多く、飛び石を進んで、やっと滝の全身を見ることができた。女滝は道路から美しく姿を見せてくれた。

沢の池は深い碧の水が、静かに周りの緑と青と、それまでの疲れも吸い込んでくれるようだった。下山は仏栗峠から南の尾根ルートを選んだが、昨秋の台風で倒木が多く、悪戦苦闘して三宝寺に着いた。“行きはよいよい 帰りはつらい”の山行であった。

 

 

コース

大阪(7:45発、新快速敦賀行き)=京都駅(8:14)JRバス乗換え

 (8:30)=菩提道・・(池ノ谷)・・菩提滝・・(菩提谷)・・沢ノ池

・・・仏栗峠・・・(南尾根)・・・三宝寺バス停=京都駅

 

 

 

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快適な菩提道と困難を極めた下山道でした

早や7月も後半となり、水の恋しい季節、台風の到来で順延となった今回のハイクは、菩提の滝から沢の池を経て三宝寺まで。京都駅からバスに一時間ほど揺られ菩提道で下車。滴るばかりの深緑を背景に“1+1=2−!! ”。9時45分に出発。

菩提川に沿った道は川音も大きく涼やかな東海道自然歩道で快調に進み、会話も弾みます。滝の入口に着いたのは1015分。頂いたレジメ通りの事を記した標示があり楽しみ。道路から下り草の茂る道を進みましたが、前日の雨で水量が多く、お仲間は少し濡れつつも進みましたが、足が竦み躊躇、諦めて引き返しました。道路に上がり滝を見たのが10時半過ぎ、優しい滝でした。少し先で上から菩提滝を見ることができ、豪快な様子に引き込まれそうでした。

標高400mの沢の池まで1.4kmの分岐に着いたのが1050分で水分補給。道がよいのでサイクリングの人も多く、周囲が明るくなった先に、深い緑に囲まれエメラルドグリーンの水を湛えた沢の池に到着が1115分。先着さんも多い。ランチタイムには少し早いので、そのまま進み『京都一周トレイル北山82』を通過したのが11時半。仏栗峠から南へ進み、少し下ったところでランチタイム。ゆっくりしましょう、と1235分まで、木陰に入って腰を下ろしましたが、意外に小さなアリの群れが・・・。

下り道は石や根が苔生していて、滑らないように、と緊張。1時に休憩のあと、左折して沢道へと進みヤブコギが始まりました。倒木や枝が立ちはだかり難行。全身運動をしながら進みましたが、前方から“これ以上は進めない!! ”の声。倒木が幾重にも重なり、下が見えない、足場を固めながら身体を持ち上げ必死で登り返しました。

先頭さん達は長年培った力で、チームワークよく下りる道を見つけ、川の側の林道へ無事下りたのが2時半頃。ホッとして道路を進みバス停に到着。JR組と市バス組に分かれ解散となり、すぐに来た1450分の市バスに乗車。西院で阪急に乗換え帰途に着きました。17500歩余り。

途中から困難を極めた下山の道でしたか、お仲間の声かけで無事に完歩でき、本当に嬉しかったです。いつもながらお世話をかけましだが、感謝申し上げます。
                         (羽木 敬子さん)より

 

 

 

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