オトチの洞窟

 

 

 

 

春遅くまで白い頂頭を見せる湖北の鋭鋒・金糞岳の南西尾根に三頭山(667mがある。その尾根近くの山中540mに、関ヶ原の合戦に敗れた石田三成が、満身創痍で隠れたという洞窟があり、大蛇の(オロチ、オトチの――)とよばれている。

7月に計画したが、コロナ感染悪化のため中止した所。16名が参加。地元警察署からコロナの感染防止と熊の注意を受け。午前中シグレの予報だったが、木ノ本駅に降りたら、小雨は止んでいた。

タクシー予約をしてなかった不手際で、一時間ほどロスタイム。登山口から歩き出し、水量の多い中ノ谷沿いの林道を約一時間。途中でクマ撃退スプレーの誤噴射で、体調不良の人もあったが、洞窟への案内板から急な尾根をジグザグに約40分、なんとか12時過ぎに洞窟前に着いた。

ゆっくり昼食の後、それぞれロープを掴んで洞窟に下り、往時の三成を偲んだ。下山は三頭山西尾根の三角点を確視して快調、與志漏神社に下りた。往きはハアハア、帰りはルンルンで、550回目を無事に完歩した。(終わり好ければ、すべて良し)

 

 

コース

梅田駅(7:30発、新快速近江塩津行)=木之本駅(9:24)タクシー乗換え

(9:40)=・・・古橋Aコース(オトチの洞窟)Bコース(己高山)・・・

中ノ谷・・・P327・・・オトチの洞窟・・・(三頭尾根を下りる)・・・

△川合(522)・・・△古橋(327)・・・古橋バス停=木ノ本駅=大阪

 

 

思い出アルバムレポート

高橋さん

中川

羽木さん

花め 

 

 

 


秋の深まり「三成の無念」感じながら・・・

秋の深まりを感じる季節、1024日のハイクは湖北の霊山 己高山とオトチの洞窟へ。木之本町は観音の里としても知られているそうで、駅からバスを利用する予定が都合がつかず、とりあえず己高山は取止め、全員 洞窟へ行くことになり1015分過ぎタクシー3台で登山口まで行き、健脚さん二人は後のバスで、となりました。

セイタカアワダチソウやヒマワリ畑と黄色が広がる心地よい広場を10時半頃出発。ツリガネニンジンヤミズヒキソウが咲き、沢ガニがヨチヨチ。11時前、イバリ滝分岐とある標示を過ぎ

勝蔵ヶ谷を過ぎて1115分頃、後続の二人も合流して休憩。そのあと熊撃退ガスが誤噴射されたようで、風下の私達の所へ流れて来て、一時 呼吸ができなくなりました。

体調が戻るまで休憩して歩き始め、東荒谷、清水谷と進み、1155分やっとオトチ洞窟登り口に到着。900m登り約40分とありました。九十九折の道を青息吐息で登り、1210分あと450mの標示。三成は誰かに背負われて登ったのだろうか?三成隠れ洞穴前に到着は12時半。周囲はモミジの緑が爽やかで、気持ちも和むランチタイムでした。

Nさんに伴われて洞窟へ。ロープと梯子を掴んで へっぴり腰で降り立ち、湿り気のある岩肌はヒンヤリ。天井のコウモリもランプのようで可愛いい。奥の方にいた大きな石と見間違えるような蛙(ガマ?)が怖かった。

こういう場所に身を隠さなければならなかった三成の苦痛は如何ばかりであったか想像もできない。全員探検を終え” 1+1=2−!! ”意気揚々の声でした。

下山は尾根道を左へとある径を進み、1時半頃522mの三角点にタッチ。鉄塔を1時40分頃通貨、峰の大岩を過ぎてAの鉄塔付近で休憩。コウヤボウキや白いノギクが群落する道は快適。2時半過ぎに尾根コース登山口に無事帰着。古橋製鉄遺跡跡を過ぎ2時45分、與志漏神社(戸岩寺)に、無事下山の御礼参拝を済ませ古橋バス停に。

鶏足寺へと足を延ばしたK.Kさんコンビは遅れるよう。タクシー組に別れを告げ3時21分のバスが来るまでコーヒータイムを楽しみました。久し振りに皆について行けるかと心配でしたが、爽やかな気候のもと、充分森林浴も楽しみ、お仲間のお陰で無事に終えることができ、嬉しく思いました。本当に有難うございました。

(羽木敬子さん)より