五台山  から  五大山

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丹波にある五台山から五大山の稜線は分水界の(こみち)と呼ばれる展望の好い所で、

春にはヒカゲツツジが満開となり、急な登攀下降の厳しさを安らげてくれる。

登山口の独鈷ノ滝から入山、藤ノ目渓谷を登り詰め二等三角点の五台山へ。

そこから鷹取山、愛宕山、五大山と三つの鋭鋒を縦走して、白毫寺に下山した。

 

 

 

 

想い出のアルバム

想い出の紀行文

高橋 さん

松井

羽木 さん

 

岩滝寺

あと600m、山林を歩く

五台山での集合写真

 

小野寺の山桜

小野寺山展望所から

愛宕山近くのヒカゲツツジ

 

五大山から望む五台山、小野寺山、鷹取山

ヒカゲツツジとミツバツツジの競演

白毫寺の九尺フジは少し早かった

 

 

 

 

ヒカゲツツジとミツバツツジの胸躍る競演

若葉が萌える頃となりました。四月後半の山は、バスツアーでヒカゲツツジの五大山系の縦走です。早朝に大阪を出発、車中ではオムスビや甘い物や果物などを頂いて登山口のある岩滝寺には9時前に到着。この日の無事を願って参拝。庭園にはホウチャクソウやナルコユリ、スノードロップスズランなどの花々。元気いっぱいに”1+1=2―!!”を終えて歩き出しました。

 

杉木立の参道には樹齢四百年の根元で繋がっているという夫婦杉が健在、そして落差20bの独鈷の滝を背景に二度目の”1+1=2―!!”。涼しくて頭もスッキリ、階段を登り、右手の洞窟の中の浅山不動尊にも参拝、9時半でした。渓谷の道には所々に黄色の花片が散っており、少し気になりました。

 

数回、丸太の橋を渡り、階段の上にある一ツ岩から林道に出たのが10時頃、山頂まで1`の道標を1010分に通過、小峠には1016分に到着。あと600bの道標は10時半に、“キツイねェー”と言いつつ鞍部〜左折して文殊菩薩の待つ五台山頂に着きました。655mの二等三角点にタッチが1050分。眺望は素晴らしい山並みと共に眼下には水田がキラキラ、Tさんのカメラで“1+12!!

 

鞍部まで戻り、小野寺山へ向かいました。645mの頂上に着いたのが115分。これからまだ厳しい道程と会長の言葉で、早めのランチタイム、名残りの山桜とアセビの花を前にした素敵なランチスポットです。オムスビを頬張り、頂いたキュウリをポリポリ、トマトもジューシー、到来物も巡り楽しいひとときでした。

 

気を引き締めて急降下が始まり、横歩きのように下り、アップダウンを繰り返して、また登り『氷上槍』とも呼ばれる鷹取山の567mの三角点に到達が1220分、緑さす山腹は輝くよう。小休止のあと、あと二つの山を目指して出発。

 

又また長い下りが始まり、緩やかな登りになる辺りからヒカゲツツジの径になり、尾根の細い十字路を越えたのが1250分、美和峠を15分に通過して、ひたすら歩を進めて、急登の上に神社が見え愛宕山に到着、140分でした。

 

元気よく声高らかに集合写真の後、いよいよ最後の五大山へと一歩を踏み出しました。向かう道はヒカゲツツジとミツバツツジの胸躍る競演が始まり、とても贅沢を楽しむ道で、芳しい香りと共にあなたに逢うために来たのョ、という気持ちでまた、元気になり、木々の新芽も素晴らしい五大山に到着。569mの三角点に万感の思いでタッチ、213分でした。

 

最高の気分で辿ってきた山々を見渡しました。下山の道は長く厳しく、気が抜けず、何度か休憩しながら、水が心配だった私はYさんに助けて頂き有難かった。P330も3時10分頃に通過、シャクナゲや美しいフジが咲き始め、水面に水芭蕉も咲く白毫寺に下り立ったのは3時半過ぎ、22295歩でした。

 

国領温泉で汗を流し、大阪駅には7時帰着。厳しい縦走コースでしたが、程良い速度と適度の休憩で、風景を楽しみながら、全員揃って歩くことができで、好かったネーの言葉が皆の口から聞かれました。頬に触れるほど真近に見たヒカゲツツジを始め、何もかもが素晴らしかった一日。苦しかったことも笑える楽しい縦走でした。

お世話になった皆様本当に有難うございました。   (羽木 敬子さん)より

 

 

 

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