交野山系、水芭蕉

27.3.28()

 

 

 

 

 

高橋さんのアルバム

羽木さんのレポート

 

 

 

くろんど園地の湿原八ツ橋でラクウショウの群生とミズバショウに感激、

獅子窟寺の巨岩めぐり、交野山頂の観音岩からの大展望を楽しみ

三つの三角点を踏査した。

 

 

 

 

A

 春の気配もようよう整い桜前線も北上して浮き立つ頃の山歩きは生駒山系最北端に位置する交野山系のウオーク。以前に歩いた時は交野山〜国見山へというコースでしたが、今回はすんなりと交野山へとは行かない様子で新コースも入るということです。

 

 天田神社へと参拝の後“目印になるものを見つけながら、しっかり地図を見て歩きましょう”と丁寧な説明がありました。“1+12!! ”を終え地図を手にして9時頃出発。住宅街を歩いて樹林の中へと進み、920分、獅子窟岳への標識を通過。もう既に健脚組さんの姿は無く、石坂の参道を登り、大きな仁王門跡とある場所を経て938分Aの獅子窟寺に到着、とても古いお寺で気持ちが落ち着きました。

 

 獅子の岩や八丈岩など巨大な岩場を登り、展望の好い場所で紅白の鉄塔が見えている辺りが竜王山と教えて頂く。古い四阿横を左に折れて、鉄等の下のB319mの三角点に1015分に到着。ひと息つきました。

 

 八ツ橋ヘと足を踏み入れたのが1025分。散策しながら歩きカタクリの道も・・・。木道へと進みラクウショウの傍へ。別名ヌマスギ漢字で落羽松。なんか面白い杉なのか松なのか? 根から気根を出す落葉高木。

 

 澄んだ水の中でミズバショウは葉も出ており、群生する様子はとても清楚で癒されます。ショウジョウバカマも色を添えて素敵な光景でした。大きな水溜の中にカスミサンショウウオの卵が浮かんでいるのを整備作業している方達が教えてくださり、蛙の卵より大きかったです。

 

 1040分道路に出て左へ、椿の咲く傍示の里を歩き、1052分かいがけの道へと進み、竹ヤブの中に鳥居があり右折、長い段々を登り祠があり、もうすぐ・・・?と思いつつ足を上げ、巨大な岩の上にも祠が建つE321mの竜王山頂上が1113分。この後も無事に・・・と祈願して下山開始。右に下リ、また登りF345mの旗振山三角点到着が1145分。

 

 今回は出発が早かったので、随分歩いてきた気分。鉄塔横を通り下山して林道へ。緩やかな坂道を歩いて交野カントリー倶楽部への道路へと進み12時。砂防の網柵に腰を下し、春本番のような陽気の中で長閑な気分のランチタイムを持ちました。

 

 昼食の後、車道を経て鳥居を左に折れて階段の登りが続き、341mの交野山の巨岩上に立ったのが1240分。主のような方がおられ若草山から東大寺、比叡山、愛宕山、天王山、男山、少し霞がかかったような大阪のビル街や太陽の塔、等など次々と説明してくださり、記念写真のシャッターも押してくださり有難いことでした。

 

 充分展望を楽しみ下山開始、いきものふれあいセンターに到着15分でした。白旗池の畔を歩き、赤い鉄塔を越えて階段を下ったり登ったりして241m北山の三角点に到達が150分。これで本日全ての達成感に浸りながらタッチ。晴れ晴れした気分で下山。津田駅には3時前に着きました。2419歩。良い具合に喫茶店があり、付かず離れずのTさんとも合流して楽しいホットタイム。

 

 楽しいような苦しいようなアップダウンの繰り返しや笹で顔を叩かれそうなヤブコギ。今どの辺りですか?と地図を覗きこんだり、鶯の囀りや吹く風の心地良さ、山道の愛らしいスミレや早くも?のように姿を見せたワラビ達、とても素晴らしい道程の山歩きでした。338分発の電車で家路につきました。

いつもながらお世話になった皆様、本当に有難うございました。(羽木 敬子さん)

 

 

 

山歩楽