芦屋地獄谷から

 

< 27.6.27 ()  曇り >

 

六甲山系にはたくさんの岩場があるが、その中で最も代表的なのが

芦屋ロックガーデンで、その名が示す通りの険しさをもち、

ここから多くのクライマーが輩出したところ。

今回は28人が挑戦、芦屋地獄谷からAケンBケン跡、

ピラーロックを登り、最高峰から有馬に下山した。

 

 

想い出のアルバム レポート

小滝さん より

高橋さん より

中川さん より

羽木さん より

 

 

 

 

六甲・鷹尾山を背に

 

 

 

 

 

芦屋地獄谷〜Aケン、Bケン跡〜ピラーロック〜六甲最高峰〜

有馬へ3時 予定通り完歩しました。谷歩き楽しかったです。

谷歩きハマリそう・・・

(満智子さん)より

 

 

 

夏至も過ぎて梅雨も終期、6月後半の例会は、さまざまの風情が魅力の六甲山の芦屋地獄谷から有馬へのコース。夜来の雨も上がり、会長の“ハイキング決行です!! ”を聞いて家を出ました。今年は早春からウグイスがずっと良い声で送り出してくれます。

芦屋川の駅前で“1+12!! ”を元気良く終えて出発。川沿いに登り、ヤマモモの熟した実が落ちて赤黒くなった樹林の道を、心地良い汗をかきながら高座ノ滝がある大谷茶屋へ着いたのが920分。川のせせらぎが涼しさを誘います。

地獄谷への足元を気遣って“ロックガーデンの方に進みましょうか”と言ってくださったSさんの言葉にホッとしました。5人グループで花崗岩が白く露出した岩肌を全身を使って、ゆっくり登ります。四ヶ月振りに参加のSさんは仙人のような身軽さで早いこと。

1010分鉄塔のある少し平らな場所で休憩。Aケン、Bケン跡を頑張って登っている皆の様子がよく見えました。ギザギザ岩のピラーロックも阪神間の街並みも、その先に広がる素晴らしい光景でした。岩場を歩いて447mの風吹岩に到着が1024分。吹き抜ける風も最高の気分。六甲山は阪神間の人にとって近しい山、老若男女で賑わい。猫ちゃんの多いのに、ちょっとびっくりでした。

休憩の後、歩き出して再び滴るような緑の中へと歩を進め、大木のアカマツやベンチのある雨峠に着いたのが1120分。湿度も高く汗も流れ落ちるよう。充分に水分補給をして七曲りへ。ジグザグの急登が続く険しい登り。前方から来られたハイカーが“あと10分程で一軒茶屋だから頑張って!! ”とエール。そこを自転車でグイグイ行く人も・・・。長いように感じた10分でしたが、視界が開けて一軒茶屋に到着1240分でした。ヤッホーの気分です。

地獄谷を経て途中私達を追い抜いた健脚のOさん“20分待ちましたよ ”いつも先頭で引っ張ってくださる鉄人のようなHさんも、この日は体調が優れずとかで“気をつけて行きなさいよ、無理をせずに”の言葉を残してバスでかえられました。次々と健脚さんが到着。東お多福山から下山されたグループもあったそう。

賑やかにランチタイムを終え115分に出発。真っ赤な実をつけた野苺が甘そう。六甲最高峰はパスして魚屋道へと入りました。かっては深江の浜から新鮮な魚を有馬まで運んだ、といわれる歴史のある道。新緑におおわれた下山道は山肌に土嚢が積んであったり、大木が根こそぎ倒れ、ロープが張ってあったりと危険な場所もありました。

ネジキの米粒のような白い花がたくさん落ちていたり、時には薄日も射し、ブルーのヤマアジサイやまだ蕾のコアジサイ、白い花のオカトラノオ、チダケサシやマムシグサの緑の実などが見られた快適な道。有馬温泉まで1kmの道標を見たのが25分、温泉街の通りに入ったのが2時半でした。

バス停に到着後、念仏寺へ沙羅双樹の花を見に行きましたが、残念にも午後は、この日に限り(?)閉園。門前でTさんが記念写真とパチリ。バス停の向かいの喫茶店で香ばしいコーヒーをご馳走になり寛ぎました。2階から見ていると温泉でサッパリしたお顔のTさんや健脚コンビのK、Kさん達も4時半前後にそれぞれのバスで帰途に着きました。

蒸し暑かったけれど、お仲間の優しい心遣いのお陰で3万388歩、緑の中を完歩できました。本当に有難うございました。  (羽木 敬子さん)より

 

 

 

 

山歩楽