一等三角点・千丈寺山 28.1.23 土 < 晴れたり曇ったり > |
兵庫県に一等三角点は21座あるが、北摂では大阪の石堂ヶ岡とともに貴重な一等三角点である。有馬富士、千丈寺湖の北にあり
阪神から近いのに訪れる人が少ない山である。展望を楽しみながら静かな山歩きができた。乙原から登って下山した北浦は、週末にはバスの便が無く、大半の人はJR広野駅まで完歩した。 |
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千丈寺湖と遥かに六甲の山並み ― 中川さんより ―
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暖冬といわれても1月下旬は、まだ真冬の寒さ。後半の例会は三田北部にある一等三角点・千丈寺山。三田駅からバスで乙原口まで行きました。コースの説明では天狗の森から北浦天満宮まで約4.5`、2時間半くらいで歩行できます、との由。“今日はテープをつけず“自分の目と足で
しっかり地図読みが出来るように頑張ってください”と言われ地図説明に耳を傾けました。 天狗の森の標識の側で“1+1=2―!! ”全員声が揃っている。そして10時50分出発。民家の間を通り登山道へ。『千丈寺山まで1,770m』の道標を見ながら進み
沢道に入り、小さな流れを渡り『千丈寺山まで1,140m』の道標が現れたのが10時50分。急登を登った所で小休止、堰をまた渡り『千丈寺山まで940m』と道標。 段々の登りを経て大きな岩を過ぎて祠のある広場に着いて、ホッと一息です。11時26分でした。前は此処が昼食場所だった、と思います。とりあえずザックを置いて右手の樹林の坂を登りました。多彩な色合いに染まった秋と違い、木立の中は行き交う人もなく寂寥感が漂うよう。前の人を追って577mの北千丈寺山に到達できたのが11時34分。先ずは第一の目標達成。 広場に戻り
左手に進み 所々に残雪があり 下り道だと大変だ、と思いつつ細い岩稜を登りが始まり、途中 小さな社に拝礼した後 待望の一等三角点590mにタッチしたのが12時5分前。山頂は木も茂り
展望を楽しむには岩場の端まで行かないと・・・なので、三角点の側で青空を見ながらの昼食。程なく二人組も到着で和やかなランチタイムでした。 下山道は南西へ。岩場の急降下からズルーと行きそうな下り道。前を行くKさんが上手にリードをしてくださったので、緊張しながらも転ばずに済みました。SさんからP420といわれた所で12時55分。P381が1時20分。どうやら千丈寺前山は知らぬ間に過ぎたよう。足元ばかり気にしていたせいでしょうか? 展望の良い場所からは
エメラルドグリーンの水を湛えた千丈寺湖や青野ダムの大堰橋、白い堰堤と素敵な風景か見渡せ
元気をくれました。下山道は背の低い松の木が多く、ツツジが枝先に固いながらも小さな蕾を しっかりと付けており、植物達も春が来るのを待ちかねているようです。 堰堤から道路に下りてきたのが1時40分。先行の人達が待ってくれていた。北浦天満宮の参拝の後、JR広野駅まで歩きましょう・・・、と田畑の広い道をのんびりではなく、ひたすら歩くという足運び。途中で『うわの空』という
ちょっと風変わりな名前の喫茶店があり、少し気を引かれました。丹波の千丈寺山・・・というと、アー あの喫茶店と一緒に その名前が出てきそうな感じです。 綿毛のかたまりが
いっぱいのガマの群落や濃い緑のカラタナ等 初めて目にする植物もあって、今回のハイクは忘れられない山になりそうです。広野駅到着は3時。1万8千300歩(意外と少ないなァーです) 先着のグループも一緒に帰途に着きました。テープは無かったけれど 先行の人達は意識して少しゆっくり目に歩いてくださったような気がします。何度も声掛をしてくださり無事に歩き終えたことができ有難い思いです。いつものことながら
お世話になった皆様、本当に有難うございました。 (羽木 敬子さん)より |