カタクリ小塩山

 

28.4.23(土) 晴れ

 

 

 11年前、スキーハイキングで左脛骨を骨折して行けなかった小塩山にカタクリを期待して登った。その時、皆は南春日から天皇陵道を登ったが、今回は洛西ニュータウンの新林センターから京都縦貫道の大原野インター下をくぐり、展望の鉄塔を越えて大暑山へ。そこから小塩山に向かった。

気温が高かった気候が続いたので、カタクリの花は終わったか、と心配しながら急いだ。灰の谷、Nの谷には可憐な姿の花達が待っていてくれた。感激!!  下山はそれぞれコースを選び、健脚組は小塩山から北の急尾根を沢の分岐に下り、鵜ノ子谷林道を老ノ坂西口バス停へ。また別のグループは年に一度開扉されるという金蔵寺の将軍地蔵を拝観して南春日バス停へ、望みの叶った一日だった。

 

 

 

                     

 

 

 

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たくさんの花に出逢えた 洛西の山

穀雨も過ぎて野も山も陽光に満ち、やわらかな緑が綾をなす頃、4月後半の例会は大暑山からカタクリの花を観賞する小塩山へと、洛西越えのウオークです。洛西口からバスで新林センターまで、花の街のような長閑な住宅街から縦貫道を越えた所で、声高らかに“1+12!! ”の声出しの後、1035分大暑山登山口へと向かいました。

日差しの中を歩いて1050分樹間の道に入った時は、とても涼しく さわやかな渓流の音に弾むように歩きました。その後 説明のあった傾斜のきつい坂を手こずりながら登り、鉄塔を1120分に通過。まだまだ先とあしを引きずるように運んで1145分平地で小休止。谷筋の林の中を進みました。『大暑山』への標識を通過して、鉄塔を右に進み、ようやく“着いたよー”の声を聞き、568mの三角点ニタッチしたのが125分、ランチタイムです。季節の味“筍の木の芽合え”も到来して感激。

『小塩山左』への標識を通過して林道へ出て、右下に『カタクリ群生地』と立て札のムラサキケマンの咲く細い道を下りると、小さなカタクリ 二輪を発見“あったよー”のお知らせが列を廻ります。すぐ道に上がり『炭の谷』を通過して『Nの谷』の方から5,6人のグループと逢い“まだ、たくさん咲いています!! ”との話で右折してドコモ電波塔の側に1時到着。

金網の囲いがあり、花ボランティアの人の案内で中に入りました。淡い紫色で花も大きく見ごたえがありました。朝日で開花し、夕方しぼむを繰り返し10日ほど咲き続けるそうです。珍しい一本だけのカタクリも見ることができました。ツルカノコソウ、サルトリイバラ、ガマズミ、ミヤコアオイ、ヤブカンザシ、モミジガサ、ホウチャクソウ、チゴユリ、ツルシキミ、ウグイスカズラ等いろいろと教えてくださった。募金に協力して小塩山へ向かいました。

日の当たる道から凛とし そしてヒンヤリとした森の中、石畳みの道を歩き淳和天皇陵を参拝したのが135分でした。周囲を一周した後、皆の待つ無線中継所に。京の都が箱庭のように見えました。下山道は快調でしたが、いつしか健脚組さんとは 随分と離れてしまったよう。『金蔵寺右へ』の標識に、423日のこの日が一年に一度の御開扉という お話で、お寺の方に進み お堂の前に着きましたが、扉は開いておらず、参詣して大きな拝殿のある下のお寺まで下りてくると、今しがた お寺の方が行かれた、と聞いて“二度とないチャンスだから”とまた登りました。

お堂の中は ろうそくの明りだけで、四畳半ぐらいの部屋の段上に馬に乗った武将と左側にお坊様の像、お声が小さくて聞き取れなかったのが残念でしたが、心を静めて参拝しました。フタバアオイの咲く静かな庭園で、しばしの休憩。美味しい羊羹を頂いて元気百倍。もうひと頑張りです。石段の横には『元愛宕大権現』とありました。

バス停までの道はフラワーロードでモチツツジやヒドラツツジ、チチミバナ、ハナズオウ、ヤマボウシ、クサノオウ、シャガ、ヒメシュガ、ヤマブキ、シロヤマブキ、キイチゴの花、コデマリ、オオデマリ、ボタン、八重桜・・・etc 覚え切れないほど。

南春日町のバス停で会長達とも合流。無人のお店で筍をお土産に帰途につきました。好天に恵まれ、カタクリをはじめ たくさんのお花に出逢え、心ワクワクの楽しい洛西の山歩きでした。いつもなからお世話になりました。皆様有難うございました。(羽木 敬子さん)より

 

 

 

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