奈良三山 高円山・芳山・若草山 30.1.13(土) ・・・晴れ・・・ |
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大文字火床から奈良盆地を見下ろす 高橋さん より |
奈良大文字火床の高円山へ登り、柳生街道の石切峠から芳山を越えて 若草山から奈良盆地を見下ろした。年初に 三つの三角点を踏査しながら 16`のロングコースを歩いて、今年も頑張れるぞ、と確信できた。 |
コース |
難波駅(8:04発、快速急行)=奈良駅(8:53着)・・・興福寺・・・浮御堂 ・・・頭塔・・・新薬師寺前・・・大文字火床・・・高円山△点(432m) ・・・車道・・・石切峠・・・芳山△点(518m)・・・若草山△点(342m)・鶯塚古墳・・・飛火野・・・近鉄奈良駅 |
和気あいあいの楽しい一日でした 大寒を前に 今年のサンポラ第2弾は、日ノ本の礎 大和の国。 スイッチを入れたテレビから 今日の奈良地方はマイナス1.4度。しばし無言。 世界遺産の春日山を遠巻に 高円山、芳山、若草山への「何かを訪ねて奈良三山」 9時丁度に近鉄奈良駅を発つと、すぐに最初の目的地 興福寺。空は抜けるように碧い❕ 元気よく イチ タス イチ、ハ 二―。 ほどなく浮御堂では 何と、池が凍っている。投げた小石は
カランカランと対岸へ。 鹿が鼻 を垂らしている。「だらしないぞ
鹿くん、君は神の使いだぞ」。 睨み返す鹿を後に車道を渡り、
珍しい頭塔を見学に❕
横のホテルが拝観料を管理しているそうな。これも負けずに珍しい。 少しずつ街を離れ、新薬師寺前へ。深く一礼をして登山口のある白毫寺下へ急ぐ。 登山準備を始めるも この寒さ、一枚脱ぐか
どうか 悩ましいところ。 急登は やや荒れ気味ながらも確実に火床へと誘なってくれた。 時折り振り向く後ろには、奈良の都の大絶景。喘ぎながら凌ぎながら拓けた場所に出た。 火床だ 11時4分。8月15日に火がともる。ここまで既に2時間経過。先を急ごう。 高円山へは あっというまに着いた。所要時間20分。 今日最初の一山目、432m、二等三角点。 二山目の芳山へ行こう。ほどなく車道に出た。奈良奥山ドライブウェー。 12時をやや過ぎる、とうやら石切峠辺りで昼食か・・・。 途中
名物の峠の茶屋に到着。Wさん茶屋のオヤジに ひと言 ふた言、 どっかり縁台に座る。オヤジにこにこ揉み手で迎える。しかし誰も寄らない。 オヤジ
がっくりし。Wさんスックと立ち上がり、オヤジにすまんな、 オヤジ背を向けたまま「別に・・・」峠に冷たく風が吹き抜けた。 12時14分、寒さに震えながら風に震えながら昼食。これが思い出になるんだな。 12時45分に食事終え、ゲートの分岐辺りで一時はパスになりかけた芳山へ向かう 「Wさん 話聞き逃したのねぇ クスン」 芳山は閑散としていた。しかし今日の最高峰518m、敬礼。 鶯の滝は音だけ聞いて、三山目の若草山へ。 14時頃到着。眼前には金剛山から生駒の山並みまで、 若草山は1月27日に山焼きがあり、新しくよみがえる。鶯塚古墳で記念写真。 イチタス、ユーアンドに続く新バージョン。バンザーイ❕ 向こうの観光も つられてバンザイしていた。 駅まで3`を残し、ここで仮解散。16km。☆ふたつでよかったかな? 和気あいあの楽しい一日でした。 (余 ひろし さん)より |
神秘的な原生林と大展望に感動 例年になく極寒が続く日々、1月2週目のハイクは奈良三山の三角点を目指しながら奈良の都を歩きます。何年か前の初ウオークの際には、若草山から芳山を経て滝坂の道へと歩いた記憶がありますが、今回は地図を見るとロングコースのようです。 9時過ぎに近鉄奈良駅を出発し、まず興福寺です。空は澄み明るい陽射しの中で、声も弾んで“1+1=2―!! ”大鳥居の前を通り浮御堂へ。鷺池の水も日の当たらない所は凍っていました。 頭塔に到着が9時35分、玄ムの首塚という説もある珍しい石積の建造物“見学しますか?”ということでしたが、帰り道だったら・・・と言いつつ、外から眺めるのみに とどめました。 静かな風情の町中を歩いて池の傍の登山口へ着いたのが10時20分。大文字火床の戦没者慰霊碑に拝礼は11時5分でした。目の前に生駒山、左に信貴山が見えます。石段を上がり高円山三角点432mにタッチしたのが11時20分。そのあとドラィブウェイに出て、大伴家持の歌碑を見て北へ進み、地獄谷石窟仏の案内板を更に北へ。12時過ぎに東海自然歩道の分岐で、東の石切峠の茶屋の先で12時15分ランチタイムになりました。 午後は12時45分に出発。イズセンリョウの白い実を見ながら この日の最高峰・芳山へと向かいました。林の中を風が吹き抜け、登っていても身体は温まらず、足元はザクザクと霜柱を踏んで518mの芳山三角点に到達が1時13分、ひと息つきました。途中の三面石仏はパスしました。 そこからは北へ向かって金網柵に沿って ひたすら北へ。最後は急斜面をU路カーブの林道に下りたのが1時45分。そこから歓喜天、鶯の滝へ行く予定でしたが、今回はパスして若草山へと歩を進めました。春日山原生林は巨木が立ち並び鬱蒼として、神秘的で、恐ろしいほどの静寂でした。『春日奥山最大の山桜』とある大木の標示が目に留まり、思わず(私も頑張ろう)と敬意を持って手を触れさせて頂く。 若草山の展望台に到着は2時半頃でした。金剛山から二上山、そして生駒山へ、ぐるりと続く大展望。目の下には大きな屋根の大仏殿。悠久の都は感動する眺望でした。342mの三角点のある山頂へは3時頃。三山踏破で意気上がる全員の笑顔が集合写真に。 下山を始めて駅までの道程は果てしなく長く感じましたが、大社の境内に入り、観光客から よくセンベイを貰っているのか、丸まるとした鹿が寄って来てくれるけど、帰りを急ぐので“ゴメンネ 何もないョ!! ”それでも休憩は充分にとり、駅に到着は4時過ぎ、3万5千歩近くありました。 長いコースでしたが、神秘的な森の中を歩き、大文字火床や若草山からの壮大な眺望は、これからの英気を充分に くれたように思いました。いつもながら お世話になりました皆様、本当に有難うございました。 (羽木 敬子さん)より |